春だぜ!祭りだ!句会行こうぜ!

公開句会イベントの東京マッハが、2週間前『大東京マッハ』なる名称でいつもよりも大規模で開催され、行ってきたので覚えている限りで覚え書きを残しておこうと思います。 何ヶ月かごとに開催されていて、時間の合う限りは行くようにしてます。東京マッハ以…

うっすらあるかないかの始動

長らくこのブログを放置していたんだけど、ちょこっと読み返してみて、 こんなこと考えたのか、とか、確かに当時はこういう切迫した感覚を持っていたな、とか新鮮に感じたり。 失くした気持ちをうっすら思い出したり、過去の自分との隔たりを感じたり。 自分…

映画『ショート・ターム』

先日、『ショート・ターム』という映画を観てきました。 家庭や心に問題を抱える10代の子どもが期間限定で暮らすシェルターにケアワーカーとして勤める女性と、子どもたちの話。 演者たちのまなざしが印象的だった。 傷ついた子どもたちを、辛抱強く見つめ、…

瀬戸内の島へ行ってきました ③犬島編

前回と前々回の記事に続く、瀬戸内の島の旅行の覚え書き。もうすでに忘れかけていっている、残念な私の記憶力。蒸発した記憶は言葉にできず写真多め。 豊島から20分ほどフェリーに乗れば、渋い黒色のシックな建物が、犬島の港の入り口に控えている。フェリー…

瀬戸内の島へ行ってきました ②豊島美術館編

前回の記事で書いた豊島への旅行の覚え書きの続きです。 太陽にきらきらと反射する穏やかな海と青い空を臨んだ坂道をくだれば、青々とした緑のなかにゆったりと横たわる、曲線でできた白い建物が見えてくる。 小さな入り口のある雫のような形のものがひとつ…

瀬戸内の島へ行ってきました ① 豊島編

先日、二泊三日で直島・豊島・犬島に行ってきました。 なかでも二日目に行った豊島にある、「豊島美術館」が素晴らしかったのでそのことを覚え書きとして残しておこうと思います。 豊島(てしま)は香川県に区分される、瀬戸内海のきらきらした海と緑が豊か…

実家の老いた猫のこと

自分が歳をとれば、当たり前だけど周りも歳をとる。老いる。 子どもの頃からテレビで見知ってきた、「おじいちゃん」達が続けてこの世を去っていく。熱心なファンでなくても、心のなかで在り続けた「おじいちゃん」らがいなくなってしまうのは、どうしても心…

『小さな風景からの学び』展 ー場の人格、静かなリレー

先週、『小さな風景からの学び』という展示を観てきました。 芸大研究室の教授や学生、スタッフが「気になる」風景をひたすらに撮影し、累計18,000枚の写真を分類し、選び出した写真をずらりと並べた展示です。 チラシで見つけてから、これは絶対に自分の好…

『街の人生』 ー他者に見る自分

岸政彦『街の人生』を読みました。 帯文は、「外国籍のゲイ、ニューハーフ、摂食障害、シングルマザーの風俗嬢、ホームレスたちの『普通の人生』」。 著者自身がインタビューしたもの、著者のゼミ生によるインタビューを、極力語り手の言葉や雰囲気をそのま…

眼球と頭で地球を丸ごとこねくりまわす

先週金曜、『歩きながら考える』というリトルプレスの最新号刊行を記念した、菅俊一さんの ”目に見えないつながりを発見する”と題されたレクチャーを聴いてきました。 日常のなかでだって、自分さえ意識していれば、おもしろいことはたくさん転がっているは…

WOOD JOB! 土地と時の流れに身をおくこと

『WOOD JOB !〜神去なあなあ日常〜』を観てきました。 大学受験に失敗した都会の少年が、爽やかに微笑む長澤まさみのイメージポスターにつられて、1年間の林業研修で地方に住まう話。 森の湿った土や木、澄んだ空気の香りが、スクリーンから漂ってきそうな…

ことほぎ俳句会!東京マッハ

先週末、『東京マッハ』という俳句のイベントに行ってきました。 4人+ゲスト1人の5人が事前に6句ずつ俳句をつくり、当日作者を伏せてそれぞれが好きな句を6句(並選)、いっとう好きな句をひとつ(特選)、どうだろう、ひとこと言ってやりたいって句ひ…

落とし物を通じてどこかの世界を覗き見る

先々週、世田谷文学館で開催されている『星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会』を観てきました。 装幀を主に手がけてきた ”クラフト・エヴィング商會” が作ったり、拾い上げたりした品々にくすりとする視点からなる文章を添えた、軽やかな…

『ゼロ・グラビティ』- 観なきゃソン!震えにゃソン!孤独に震えろ!

映画『ゼロ・グラビティ』、三回観ました。 初回の体験強度がすさまじく、あの体験をもう一度…もう一度感じたい……とヤク中のようにふらふらともう二回映画館へ足を運んだ。同じ映画を映画館へ三度も観に行くのは人生初体験です。 ほとんど物語らしいものはな…

映画『クロニクル』/ 目ぇかっぴらけ!デコ助野郎!

先日映画『クロニクル』を観ました! 最近の映画のなかでは比較的スリムな上映時間のなかで、物語のジャンプのしかたがちょうどよく、「視点」の行き来によって生まれる緊迫感やリズムが楽しい作品だった。 主人公はいじめられっこの軟弱系気弱男子。病気の…

哀しみ変換機

やみくもに哀しい気分のとき、とてもきれいな文章を読むと、普段の何倍にもそれが沁みて、「あー世界は美しいなあ」とか、「その世界の美しさを感じ取って文章にできる人の美しさ、愛おしさ!」って思って、ますます哀しいような、切ないような気持がして、…

一瞬で除湿剤は水になる 日曜午後6時半の湿ったため息を吸って

週末がもうすぐ終わるなあって感じる初段階の時間だと思うんだよね。ちょうどサザエさんのOP時間。 さらに言うなら、明日は9月に入ってから初めての平日だから、学生さんだと今日が夏休み最後の日なのかな?って思うと、全国の学生さんの気持ちに勝手に同調…

月の光浴びても自転車が飛ぶことはない 前カゴには憂鬱が乗ってる

風邪をひいている。せっかくの夏休みなのに。今年はどこにも行ってない。 風邪をひいたとき独特の、甘いような、気怠い味が口と鼻じゅうに広がって、熱でぼんやりする頭で伸び縮みする時間を横になって過ごす。 そうして眠っているようで、眠っていないよう…

『風立ちぬ』を観たぜ!

昨日、ジブリ新作の『風立ちぬ』を観てきました。 抜けるように青い空とそこに浮かぶ白い雲、夏休みのひとときを切り取ったようなそんなモチーフを感じると、私はいつもなんだかきゅっと切なくなる。 本作も、青い空、白い雲、吹き抜ける風といったイメージ…

寝言が聞きたくて(セルフ盗聴)

親知らず抜いて一ヶ月。今はもうガンガンに顎を開けられます。 ただし親知らず跡地はまだぽっかり穴を開けているので、モノが挟まる挟まる。抜いたはずの親知らず部分に、私親知らずですよ?みたいな顔して食べ物が埋まってる。 さて、先日友人と旅行へ行っ…

にっくき親知らず

親知らずを抜いてから1週間が経った。気が向いたのでちょっと記録しておこうと思う。 歯の痛みが気になっていたので、虫歯と予測して受診したところ、恐らく虫歯ではなく成長した親知らずが他の歯を圧迫しているためだろうと言われ、確かに歯並びが昔よりも…

読書のフェス ー巨大な脳内体験

先週、読書のフェスへ行ってきました。 様々な分野の創り手が、野外にて朗読し、読書という行為を他者と共に体験するというイベント。 どんなイベントか掴みきれず、本当に楽しいかしら、でもフェスって言われると何でも楽しめちゃう気がしちゃうから楽しい…

書かれも出されもしない手紙

気持ちがぐっちゃりしてるとき、むしょうに会いたくなる人がいる。 その人(達)に私が何を求めているのか、自分でもあんまり判然としておらず、不思議に思う。 関係の近しさとか、気が合うとか、そういうことでもなくて、別にたいして仲も良くなかったけど…

ありがたい口元の陰影

円空展を観てきました。 17世紀に修験者として諸国を巡って、行く先々の村に仏像を残したそうな。 一生のうちに12万体掘る!と決めた円空さんの仏像は、今も5000体以上残っているらしい。 今回の展示で見られた仏像たちは、ほとんどが両手で持ち上げられ…

このみじめさはフィクションだ!と叫びたい

先日高校の同窓会に行ってきました。 直前まで行くのやめるか迷ってたんだけど、まあ行ってよかったと思った。一次会までは。 なにごとにおいても、切り上げどきを間違えて後悔することが私は多い。 ふわふわした気持ちで、流されるままに参加した二次会によ…

飛び去る未来 いつかあったキラキラ

ミランダ・ジュライ監督・脚本・主演の『ザ・フューチャー』を先日観ました。 30代の半ばを過ぎた、付き合って4年目のカップルのお話。初めっから胸にきりきりきました。 このカップルは、何者にもなれなかった私たち、なのです。 「もっと賢くなりたかった…

シャルダン展

シャルダン展を見ました。1/6の最終日。美術館の展示最終日は混むから、もっと早く行こう行こうと思いつつ毎回最終日。 通勤路にシャルダン展のポスター、『木いちごの籠』が貼られてから、その絵のなんとも言えぬ佇まいに惹かれて行こうと思っていた。 …

クリスマスのホテル街に大音量でプッチーニの『誰も寝てはならぬ』を流す

あるいは、各部屋にエンドレスでこの曲をかけ続けて、曲名の『誰も寝てはならぬ』って表示が枕元の電光表示板に延々と流れるとか。 でも恋人たちにそんな小細工は通じないし、周りがどうあろうと彼らには関係ないのさ! CITIZENS! - True Romance くそ!メリ…

絶望は深さと速さを変えて、二度やってくる。

絶望は深さと速さを変えて、二度やってくる。 二度ならず、何度もさざ波のように押しては引いて、去来するものなんだろう。きっと。 去年の春、海が全てを押し流して、かの地の、誰かの故郷や思い出やたいせつな人達をいっぺんに、「瓦礫」やかたちのないも…

ひとりごとをしゃべりながら足早に歩くおじさんの背中には「KANI」の文字

ウィンドブレーカーの背中に大きく「KANI」ってあったのさ。カニってブランド、あるんでしょうか。 中学から続けてて、高校の2年で受験に専念したいからってやめちゃった部活、いまだにその夢を見る。受験を理由にしたけど、本当は実力とか人間関係から逃げ…